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憲法と個人の尊厳

 「ワイマール憲法下でナチスによる権力掌握を許した経験を持つドイツ、その憲法である基本法で真っ先に掲げるのは人間の尊厳の不可侵性です」 ――安倍政権が意欲を燃やす憲法改正に対して各界からの批判の声は日増しに高まりを見せています。国会内でも96条改正に反対し、自民党の憲法改正草案を批判する「立憲フォーラム」や「13条を考える会」といった議員連盟が発足しています。冒頭に紹介したのは、昨日開かれた「13条を考え...

「安倍政権の空気」

河野談話に対してかつてこんな議論が行われました。「この程度のことを外国に向けてそんなに謝らなきゃいかんのか。兵隊にも何も楽しみがなくて死ねとはいえない。楽しみもある代わりに死んでくれと言っているわけでしょう」――97年に自民党内で作られた「日本の前途と歴史認識を考える若手議員の会」で飛び出した発言。 現在、桜美林大で教鞭をとる早野透さんが朝日新聞時代にコラムニストとして連載していた「ポリティカにっぽん...

原子力損害賠償の時効中断

 今日、文部科学委員会で、福島第1原発事故の損害賠償に関して、和解仲介機関(ADR)を利用する被害者に対し、民法の時効期間(=3年間)を中断する法案の審議・採決が行われました。 福島第1原発事故では、今なお15万人を超える方々が、福島県内外での避難生活を強いられています。これらの方々に加え、放射能汚染の被害にあっているすべての方々に、万全な補償がされなければなりません。法案では、ADRを利用している被...

「歴史とは何か」

「歴史とは…現在と過去との尽きることを知らぬ対話」とその著書『歴史とは何か』のなかで喝破したのはイギリスの歴史家でロシア・ソビエト史を専門としたE・H・カーです。ここ2~3週間、日本の政治家の歴史認識が大いに問われました。人間を辱める橋下維新代表の発言は論評にも値しませんが、安倍総理の歴史認識にも背筋が寒くなります。村山談話をそのまま継承しない、侵略の定義は定まっていないなど、底流には橋下維新代表と同...

昔は立派だった文部省

 「これからの教育は、各人の個性を完成することを第一の目標としなければならない。それは正しい意味での個人主義である。軍国主義者や極端な国家主義者は、個人主義を利己主義と混同して、全体主義の立場から個人主義を非難し、個性をおさへゆがめたのであるが、そのやうな全体主義こそ、かへつて指導者の利己主義や国家の利己主義にほかならなかつた」 これは、1946年5月に文部省が発表した「新教育指針」の一部です。全編に...
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